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姫宮優子(母)

姫宮一門の棟梁

それは同時に全貴族のリーダーを意味する。

髪は銀色で長く、肌は乳のように白い。

性格は温厚にして、柔和。いつも微笑みを絶やさないため、微笑みのプリンセスとか呼ばれてる。

細やかな夫の愛情と、たくさんの子宝に恵まれ、長女姫子、次女一姫、三女きゃさりんを出産、幸福な家庭生活を営む。ただし、四女以下の詳細は不明。一説によると、四女以下は、姫宮一門の繁栄の礎を築くために、良質な子孫を残すことに特化した教育を専門施設で施されているという。

「女性らしいやわらかまなざしの奥に、何者にも屈しない力強い意思が感じられる。あのように柔らかさと強さを、矛盾させずに自分の中で調和されられる御仁は、いまどき珍しい。懐古的な貴族といえましょう。」
と、民選議員の有力議員から評されるように、人物的にはかなりの大物。

・姫宮優子の政治スタイル

自らは貴族院議長を務め、その政治手腕を存分に発揮しておる。早くから、『貴族の凋落は歴史の必然』であると認め、各種貴族の免税特権、領地・裁判権の没収、課税などの近代化を漸進的に推進した。このような、貴族の棟梁でりながら、貴族の特権を掘り崩すスタイルは、当然同じ貴族から大きな反感を買っている。しかし、姫宮優子の貴族に対する厳しい姿勢は、時代の流れと迎合するものであり、庶民勢力からは絶大な支持を受けている。結果、庶民の貴族に対する反感は有意に減衰した。一方で、貴族の反感を慰撫する政策も怠らず、外国の占領地域での入植を優先的に貴族に行わせたり、戦功を挙げた貴族には一生遊んで暮せるほどの一時金を手当てすることもしている。

「貴族と庶民が血で血を洗うような争いを起こす事態だけは避けねばなりません」とは、姫宮優子の言葉である。かつてない早さで変化している貴族と庶民のパワーバランスの上で、いかに上手に両者の利害を調整するかで常に悩んでいる。

その結果、「貴族を苦しめることでしか、貴族を護れない」という結論に至った。

・姫宮優子の外交政策

姫宮優子の外交政策は、彼女自身の性格とは反対に、極めて好戦的である。
「貴族に職を!庶民に市場を!賤民に食べ物を!」をスローガンに外交を展開。
ざっくりいうと、植民地を獲得し、不平貴族には植民地で公職につかせ、庶民には新たな大市場で自由に商売をさせ、賤民には植民地経営の果実を年金・医療などの社会保障で分配するというもの。

これは、身分制社会の矛盾を植民地の獲得で緩和しようとする政策である。

・姫宮優子の軍制改革

納地令(貴族の土地を一部没収する勅令)は、姫宮家自身ももちろん例外ではなかった。
また、貴族の人民に対する強制徴用の禁止勅令により、土地に隷属していた市民を徴兵することもできなくなった。
(『朕の庇護下にある市民は、何人も貴族からの苦役を拒否する特権を有する』とかなんとか)

姫宮優子は、軍団を解散し、家財資産を投入して私設傭兵団を編成することにした。
具体的には、旧姫宮軍の兵士たちを等級分けし、高い等級のものに再雇用のオファーを出し、少数精鋭の部隊に再編成する、というものである。
このいわゆる、「整理! 縮小!精鋭化!」をスローガンにした大軍制改革は、実戦でも大いに有用であることが証明されたため、各貴族の軍制改革のモデルケースになった。




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プロフィール

Catherinefx

Author:Catherinefx
ブラックあずにゃんさんのTwitterによる寄稿のライトノベルです。
絵:きゃさりん

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もともとは上記ブログで紹介させていただいていたのですが、最新記事から降順では読みづらいため、こちらに読みやすくまとめてみました。

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